あっぱれ!!
2012年 07月 12日
無事にお葬式等も終了しました。
すごいことに全て婆さん自身のプロデュースにて(笑)
友達はもう既に亡くなっているし、その子供たちもそろそろ亡くなる世代。
なにより自分の長男にも思いも寄らず5年ほど前に先立たれ、
お店の方も孫の代となっているため、自分が死んでもお葬式は人を呼ばず
会社とも関係のない形で「家族葬」にしてくれとのことでした。
家族葬の割には婆さんが自分の葬式代に置いてあった予算が
潤沢にあったので立派な祭壇で花好きの婆さんらしく
花に埋もれた葬式でした。
平成元年に昭和が終わったことで思うところあったのか子供たち一人一人に遺言ではないけど手紙を書いていました。
その後90半ばと思われる「書き直し」の手紙もあり。
うちのママへの手紙にも「まだ生きているので・・・」という書き出しで書いてありました。
最後までボケず、おむつなんかもしたことなくトイレに亡くなる前夜まで行き、これまたちゃんと出ていたという胃腸の強さ。
105年6ヶ月、一度も入院したこともなく自宅で老衰にて大往生。
99歳まで三味線と長唄を習いに行き、おかまバーに行ってみたいとつれていってもらったら三味線を披露するような調子乗りのお茶目な婆さんでした。
80過ぎまでお店をやっていたので「汚い婆さんが店にいたらじじむさいから」といつもパリっと着物を着て、髪の毛は髪結いさんに結いに行きオシャレな婆さんでした。
うちの家にも95ぐらいの時に遊びに来てこの山道の坂道を歩いて登り、なにが食べたいかと聞いたら「焼肉を食べに行きたい」と言うぐらいの肉食。
最後まで肉を食べ、晩酌をしていました。
婆さんの生きた105年はめまぐるしく時代が移り変わった100年です。
この変化はどんな気持ちだったんでしょうかねー
とにもかくにもやはり「天晴れ」の一言に尽きる人生だったと思います。
婆さんスゴイよ!!さすがなんですよ!!
あっぱれ!!
お疲れさまでしたー。
▲ by oppako | 2012-07-12 01:31 | 2012年7月日記