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体当たり突撃レポート~管女編~

さてさてお兄ちゃんとの萌え♥きゅんな一夜は明けて朝。
それでも朝はやってきます。そして朝はやってきます。

明け方になりあまりにも私が足がかゆいとうるさいのでお兄ちゃんが「もう大丈夫かな。とりあえず血栓防止タイツは脱ぎましょうか。エアタイツはまだつけておいて下さいね。」ととりあえず締め付けタイツは脱がしてくれた。
あっーーーーーーーーーーーーーーーーーースッキリ( ̄▽ ̄)
やっぱかゆいのはこのせいやで。
おかげでその後は坐薬も効いているしちょっとゆっくり寝れた。

7時頃になるとICUの周りもなんだか活気付いてきて部屋の外を行き交うお医者さんや看護師さんの数も増えてきます。
(ちなみに一般病棟では5時半には採血の吸血鬼が獲物の所に、7時前には全員の所に検温・血圧測定の為に看護師さんが回ってきます。)

7時頃になったらお兄ちゃんが「朝になりましたから電気点けますね。」と部屋の電気をON。
病棟の時のわたしのベッドはお見舞いに来てくれた人はご存知の通り、高層階の南向き窓際ベッドだった為、朝になると陽の光で自然に目が覚める。私はレースのカーテンしか寝る時も閉めてなかったので朝はララサンシャイン状態で毎日気持ちよくお目覚めだった。
のだが、ICUは入口なども何重もの強固な自動ドアに守られて奥まった所にあるので部屋の中は電気を点けないと暗い(窓があったのかもしれないけど身動きとれずに寝ているのでよく分からんがとりあえずカーテンはしまっていたと思う)
お兄ちゃんが電気を点けてくれてなんかちょっと元気になる。暗い所にいた時はなんだか自分がものすごく重病人な気分だったんだけど(いや、実際ICUなんだから重病人なんだけど(笑))明るい所に行くと「あー、あたし生きてるわ。」ってな気分になる(笑)

7時45分になったらお兄ちゃんが「テレビでも見ますか?見る元気があったら持ってきますよ。」と言ってくれたので酸素マスクの下から「ちりとてちん」と訴えてみる。
お兄ちゃんもすぐに合点してくれて液晶テレビを私の見える位置にセットしてくれてNHKをつけてくれる(部屋のテレビはテレビカードを入れる為に固定式なんだけど、ICUのテレビは無料と言うか普通のテレビで持ち運びOKだった)
「ちりとてちんが始まるまで違うチャンネル見るならチャンネル変えてくださいね。」とリモコンを握らせてくれた。
お兄ちゃんありがとー。おかげで入院中も1日も欠かすことなく「ちりとてちん」が見れました。
テレビを見ていたらかなり元気になってきた(笑)

「ちりとてちん」を見終わりその後ワイドショーを見ていると担当医の先生がやってきた。
「調子はどない?」と言うので酸素マスクも持ち上げて「思ったよりはしんどくない。ところで昨日添い寝してくれへんかったやん。」と言ったら「えっ、俺ちゃんと夜中に様子見に来たでー。寝てたから知らんかったんやろ。」と言うので「一回来たのは知ってるけどそれだけちゃうん?」とツっこんだら「げ・・・覚えてるんかい(笑)昨日の夜は緊急手術があって大変やってんぞ。そやけどその合間にちゃんと一回見に来たんやで。安定してるからよかったなと(笑)」とのこと。

で、いきなり「鼻のチューブ抜こうか。容態落ち着いてるしあんまり(消化液)出てへんから抜いても大丈夫や。」と言い出す。
おいおいおいおい・・・・鼻のチューブは最低3日は入れてるって言うてたやんか。
「入れときたいんか?」と言うので「いや、はよ抜いて。気持ち悪ぅてしゃーないわ。」と訴える。
「ほな抜くで。」と酸素マスクを取るので「今回は鼻血出さんといてよ。」と念押し。
(この先生に術前の検査で鼻から胆管まで管通されて鼻血ブー流血騒ぎになった)
「あれは入れる時にちょっと傷つけてたと思うし今回は抜くだけやから大丈夫や。」とのこと。

にゅるにゅるにゅるにゅる~~~~~

十二指腸から長~~~い管が出てきました。

うにょーーーーーーーーーん(>_<)


あー、スッとした。
とりあえず管1本脱落。

「今、何本管入ったりなんかに繋がったりしてるの?」と聞いたところ下記のようなラインナップ。

1.鼻から十二指腸まで管1本(これ今脱落)
2.背中に硬膜外麻酔のカテーテル1本(今のところ役立たず)
3.お腹にドレーン1本(予定では2本だったけど1本になってるらしい)
4.左手に点滴1本
5.右手に動脈ライン(と言っていたと思う。ここから採血したりしてる)
6.おしっこ管
7.酸素マスク
8.胸に心電図
9.指先に酸素飽和度計る(と思われる)指サックみたいなの
10.足にエアーマッサージ

うーん・・・・すごい・・・・・
人間たこ足配線状態。あたしってば管女。
1本鼻のチューブが取れたところでまだまだいろんなものが繋がっている。

「容態も落ちついてるから今日はもう病棟帰ろうか。上に連絡しとくわ。もうすぐしたら麻酔科の先生来るから取れるもんは取ってくれるし。」とのこと。
いやいやほんま、背中の管は刺し損やで。

そうこうしている間に萌え♥きゅんお兄ちゃんの夜の仕事は終わり、朝のお兄ちゃんに交代らしい。
今度の朝のお兄ちゃんも若いけどなんかノリのカルいお兄ちゃん。
うーん、朝はこのお兄ちゃんでもいいけど、昨日の夜はやはり萌え♥きゅんお兄ちゃんでよかった(笑)

朝のお兄ちゃんが検温してくれて「氷枕替えますね。」と替えてくれる。

するとまたまた知らない先生登場。
「調子どない?しゃべれる?」と聞くので「しゃべれる」と答える。
「上にあがるみたいやからここで取れるもんは取って行こうか。」と心電図を取り、指サックをはずし、足のエアーマッサージも取ってくれた。
「ところで先生はなんの先生ですか?」と聞いたら「何に見える?私は麻酔科でーす」となんだかこの先生もノリがいい。ここの麻酔科は皆こんな調子でおもろいのか?(笑)
まぁーなんせ「師匠」があれだったから・・・

先生は朝のお兄ちゃんに「採血した?」と聞いて「しましたよ」ってなことだったので「ほなはずそうか。」と右手のラインをはずしてくれた。その時に先生が朝のお兄ちゃんに「俺が圧迫止血するから俺のグローブを漬物屋が漬物包むみたいにくるっとチューブ包んで捨ててくれ。」と言った。
お兄ちゃん「漬物屋?なんですかそれ。え?分かりませんよ。」と固まる。
先生は「そやから漬物屋が漬物つかんでくるっとビニールひっくり返して包むやろ。あれと同じように俺のグローブをひっくり返してそのまま包んで捨ててくれってことやん。」と言うがお兄ちゃんはぜーんぜん理解してない。
「だーかーらー・・・」と先生がもう一度説明しようとするので思わずわたしが左手でグローブめくってひっくり返す動作をしたらお兄ちゃんもやっとわかったらしく「あー、そういうことか!」っと。
「お前にぶいなー。患者さんの方がデキるぞ。」とのこと(笑)
「そんなん今時、漬物屋で漬物なんて買いませんよー。スーパーで買います。」と言い返すお兄ちゃん。
「あかん・・・わかってへんわ。」と先生は言うが、漬物屋って表現もえらい偏ってまっせ(笑)

硬膜外麻酔を止めているのを見て「麻酔あわんかったん?」と聞くので「手足かゆくなってしびれて止められた。背中の針刺し損やわ(怒)」と訴えたら「ほんまやな。手術の時に唯一痛み覚えるのって背中の局麻やからなー(笑)刺し損やって抜く前にせっかく刺してるねんからあとでもう一回試してみよか。それでもあかんかったら抜くしかないけど大丈夫やったら使えるで。」と。

「麻酔科の医者がこんな事言うのもなんやけどな、まぁートレビアの泉でやってたネタやから言うてもいいやろ。麻酔ってな、その謎解明されてないねんで(笑)この薬をこれぐらい入れたらこれぐらい意識なくなるってのは経験に基づいたテクニックっちゅーか知識っちゅーか、それを駆使してるだけでな、麻酔の完全な謎は解明されてるわけちゃうねんで。怖いやろー?(笑)というわけなんで、昨日あかんかった麻酔も今日はええかもしれんからな。後で一回試してみよう!」って。
なんじゃそれ(爆)(爆)

麻酔科の先生は昨日の師匠と言いおもしろ過ぎ(爆)
すっかり麻酔科ファンになる。

その後も先生は圧迫止血しながらノリよくしゃべってくれた。

「昨日、意識失う時ってどんな感じやった?」と聞くので
「うわっーラリってきたって感じでそっから先はストンと落ちた感じ。」と言う私に
「よく言うのはジェットコースターとかフリーフォールとかでストンって落ちる感じって言うけどな。やっぱりそんな感じなんか?」
「あっ、そうそうそんな感じ。ひゅ~ん・・・って感じ。先生は麻酔したことないん?」
「残念ながら麻酔科の医者やのに全身麻酔はないねんなー。局麻はあるねんけどな。」
「一回体験した方がいいよ。気持ちいいから。クセになりそうな感じ。」とおススメしておく。
「そうか・・・気持ちええんか。一度やっとかなあかんなー。」と。

「ほな後で背中の麻酔試してみてあかんかったらその時は違う痛み止め考えようか。ほなまた~」と去っていく。
(が、その後残念ながら麻酔科の先生に会うことはなかった。残念・・・)

心電図なども取れ、朝のお兄ちゃんがモニター類の撤去をし、途中で一度萌え♥きゅんお兄ちゃんが最後の申し送りをしに来ていた。

時間は9時半。朝のお兄ちゃんが「それじゃーこの後、病棟戻る準備で体拭いて着替えたりしましょうね。準備してきます。」と部屋を出て行く。


あっと言う間のICUでの一夜でした。


さーて、まだまだ続きます(笑)
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by oppako | 2008-05-07 22:38 | 2008年5月日記  

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